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2024.12.18 関連
いのち動的平衡館のプロデューサーである福岡伸一が、「手塚治虫『火の鳥』展-火の鳥は、エントロピー増大と抗う動的平衡=宇宙生命の象徴-」の企画監修者に就任しました。

福岡伸一が企画監修を務める「手塚󠄁治虫『火の鳥』展 -火の鳥は、エントロピー増大と抗う動的平衡=宇宙生命(コスモゾーン)の象徴-」が、2025年3月7日(金)より、東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)にて開催されます。今後、大阪・関西万博「いのち動的平衡館」との連携も企画していきます。

<本展キービジュアル> ©Tezuka Productions

■開催概要

展覧会名  
手塚󠄁治虫「火の鳥」展 -火の鳥は、エントロピー増大と抗う動的平衡=宇宙生命の象徴-
会期    
2025年3月7日(金)~5月25日(日)
会場    
東京シティビュー(東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階)
企画監修  
福岡伸一
企画協力  
手塚󠄁プロダクション・朝日出版社
公式サイト 
https://hinotori-ex.roppongihills.com/
公式SNS  
https://x.com/HINOTORIex

『鉄腕アトム』『ブラック・ジャック』など数々の名作を生みだした、“マンガの神様”手塚󠄁治虫の最高傑作『火の鳥』初の大規模展覧会です。

<プロローグ 火の鳥・輪廻シアター イメージパース> ※イメージ画像

『火の鳥』は、その血を飲んだものは永遠のいのちを得るという伝説の鳥“火の鳥”を追い求める人々の葛藤を描く一大傑作長編です。過去と未来を交互に描きながら、「生と死」「輪廻転生」といった哲学的なテーマを縦横無尽に表現した壮大な叙事詩を、福岡伸一が“動的平衡”の視点から読み解き、手塚󠄁治虫が生涯をかけて表現し続けた「生命とは何か」という問いの答えを探求します。

【福岡伸一からのコメント】
手塚󠄁治虫のライフワーク『火の鳥』。テーマは「生きること、死ぬことの意味は何か」。人間にとって最も深遠な問いです。全編にわたって不死鳥“火の鳥”が登場し、生に執着する人間を翻弄しながら物語を動かします。そこでは、あらゆる生命が常に姿と形を変えながら、連綿と受け継がれていく輪廻転生の生命観、汎神論的な世界観が示されます。これは、生命が絶えず自らの破壊と創造を繰り返しながら、エントロピー増大の法則に抗い続けている「動的平衡」であるとする私の生命論とぴたりと重なります。本展の狙いは、動的平衡の視点から火の鳥の意味を読み解くことにあります。そして、手塚󠄁治虫が描くことを約束しながら果たせなかった物語の結末を想像してみたいと思います。ぜひご期待ください。

【展覧会キービジュアルを担当した、佐藤卓デザイナーからのコメント】
手塚󠄁マンガの傑作“火の鳥”が時を超え、福岡伸一さんの動的平衡と呼応する。これはエントロピーに抗う生命が育まれた宇宙において、必然だったのだろうと思います。ビジュアルは赤と黒と白でシンプルに構成し、赤い台形の下は画面の上部に繋がります。動かないポスタービジュアルにおいて、どう“流れ”を表現するか。試行錯誤した結果です。

本展に関する情報は、公式サイト(https://hinotori-ex.roppongihills.com/)や公式SNSアカウント(https://x.com/HINOTORIex)にて順次公開予定です。

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